愛に

届いた先にあったのは
僕の欲しいのじゃなかった

あふれる光に眩暈をおぼえて
けぶる呼吸に僕たちは永遠を重ねる
求める都度ここがひどく痛むのに
これでもまだ何か足りない

痛むなら知らなければいいのに
傷つき、傷つけ、愚鈍みたく幾度でもだまされて
わかりあうことさえもできないのなら
もう何にも気づくことさえなければ
恐れるくらいなら、近づかなければ

それでも忘れることすらできず
失うことも億劫だから
僕たちは
やがて飽きるほどの嘘にまみれるだろう

許されるならば
その姿で、変わらずに続けることを
僕はもう一度あなたに触れたい


(090509)